MONO 語り 1 / Infinity

初めて『おでこ通信』を行ったあとで、少しばかり 

ぼくの身体に異変が起きた。 

 ぼくは、もともと不眠症がかっていて、

『24時間ネムレナイ症候群』 が数日続くことが

多かった。 そんな日には、頭のなかで決してやむことのない 

WHITE NOISEが さらに音量をあげてくる。 

その上、車を運転中には、お気に入りの篠笛のCDを

聴いていないと、 どこかで気が狂ってしまうのでは

ないかと思う程、ぼくの頭を占領 しきって、砂塵が

まうような感覚が常にやってくるのだった。


 ところが! 彼女と『おでこ通信』の秘技をした翌日あたりから、

たいした肉体労働 もしていないのに疲労感があり、

だるい眠気がまとわりつくようになった。

 眠りたくても眠れなかったぼくが、眠ってはいけない時刻に、

うつら うつらが襲ってきて、ベッドに身体を投げ出すしか

なくなってしまっていた。  

それでも、それが『おでこ通信』のせいだとは、まだ知る由も、

疑い すらもなかったのだった。 

彼女のほうは、といえば.... 

異変は何事もなく、ただただ、ぼくの見せたおかしな記号の意味を 

どうにかして解読できないものかと思案しはじめていた。    

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